インスタンスの高度な設定
本チュートリアルではLW_Logo_Animationフォルダのデータを使用しご説明していきます。
コンテンツをコピーされていない方はまず、下記のディレクトリかLW_Logo_Animationフォルダをコピーして下さい。
※ LW_Logo_Animationフォルダは、NewContent -> Instancingフォルダ内にあります。
コピーが完了しましたら、このフォルダをコンテンツディレクトリに設定することで画像などを探す手間が省けますので、設定をお奨め致します。
コンテンツディレクトリの設定は、「編集」 -> 「パス設定」 から「コンテントディレクトリ」ボタンをクリックすることで設定することができます。
今回のチュートリアルでは、テクスチャ画像の明暗からインスタンスを配置する方法について説明致します。
本チュートリアルでは下記のようなLightWaveのロゴにインスタンスで生成したオブジェクトが配置される画像を作成していきます。
1. 「アイテム」タブの「開く」グループから「オブジェクト」ボタンをクリックし、ファイルリクエスタから、Instancing_Logo_Ball オブジェクトと Plane_2m_Devided オブジェクトを選択してレイアウト内に読み込みます。
2. Plane_2m_Devidedオブジェクトを選択し、アイテムプロパティパネルを開きます。
3. 「インスタンス」タブの「インスタンス追加」ポップアップから「インスタンスジェネレーター」を選択し、ダブルクリックでパネルを開きます。
4. 「オブジェクト追加」ポップアップから Instancing_Logo_Ball 選択します。
5. パネル左上の「ジェネレーター」タブをクリックし「種類」ポップアップから「サーフェイス」を選択します。
6. オブジェクトリストにて Instancing_Logo_Ball を選択し、パネル左下の「ウェイト」設定の「T」ボタンを押してテクスチャ編集パネルを開きます。
7. 「画像」ポップアップから「画像を開く」を選択しファイルリクエスタを開き、LightWave_Logo_B&W.png ファイルを選択して読み込みます。
※ LightWave_Logo_B&W.pngファイルは、NewContent -> Instancing -> LW_Logo_Animation -> Imagesにあります。
8.「テクスチャ軸」から「Y」を選択して「自動サイズ合わせ」をクリックしてオブジェクトに合わせます。
9.「ジェネレーター」タブの「インスタンス」フィールドの数値を変更します。
ミニスライダーをドラッグしたり数値を直接入力してください。ここでは 100 にします。
レイアウト画面を見てください。先ほど設定した画像の明暗でインスタンスが配置されているのが確認できます。
再度、インスタンスの数値を増やしてみましょう。次は 500 に設定します。
レイアウト画面を見てください。白くなっている箇所にインスタンスを配置しようとしていることがわかるかと思います。今度は、インスタンスの配置を逆にしてみましょう。
10. インスタンスジェネレーターパネルに戻ります。
「ウェイト」設定の「T」ボタンを押して、再度、テクスチャ編集パネルを開きます。
パネル上部にある「レイヤー反転」をクリックして画像の明暗を反転します。
11. レイアウトを確認してみると画像の黒くなっている部分に配置されているのが確認できます。
12.「スケール」タブをクリックし「モード」ポップアップが「ランダム」になっているのを確認し、「最小」フィールドに数値を入力してスケールにランダム性を持たせます。
13. まだロゴマーク一杯に配置されていないようなので、「インスタンス」フィールドの値を 2000 にしてみましょう。
数値をあげることでロゴマーク(黒い部分)に配置されているのが確認できます。
しかし、レイアウトを確認すると、Plane_2m_Devidedオブジェクトが表示されたままです。ロゴマークだけを表示したいと思いませんか?
それでは、ロゴマークだけが表示されるようにしてみましょう。
14. Plane_2m_Devidedオブジェクトを選択し「アイテムプロパティ」パネルを開きます。
15.「レンダリング」タブをクリックし、パネル中央にある「カメラ無効」をクリックしてチェックをオンにします。
16. レンダリングスタイルから「VPR」選択してレンダリングを確認してください。
Plane_2m_Devidedオブジェクトが表示されていないことが確認できます。
スケール値の幅を変更したり、インスタンスの数値を増やしたりしてどのように変わるか確かめてみてください。
以上で終了となります。