パソコンを長く使っていると、速度が遅くなってきます。
だんだんハードディスクの断片化が進んでいるからです。
ハードディスクからのデータ転送速度はこの10年で見違えるほど速くなりました。
ところが、シーク速度(ハードディスクなどの記憶装置で、ヘッドがディスク上の記録位置に到達するまでの速度)はまったく速くなってはいません。
ファイルが断片化すると断片の数だけシークが発生します。だから遅くなってしまうのです。
※詳しくはこちらの「第3回:System Mechanicでパソコンが速くなるワケとは?」をご覧下さい。
以前、筆者のパソコンではMedia Playerの起動に数分かかっていたことがありました。
肥大化したライブラリファイルがひどく断片化していたことが原因でした。
デフラグをするとMedia Playerの起動は見違えるほど速くなりました。
ところが、しばらくするとまた遅くなってしまいました。ライブラリファイルの更新がよく発生し、そのたびに断片化されていったようです。
これでは、時間のかかるデフラグを頻繁に実行しなければいけません。
ところが、System Mechanicをインストールしてから、ずっとデフラグをしていないのに Media Playerの起動速度は落ちなくなりました。
System Mechanicには、AcceleWrite という機能があります。
この機能は、断片化を未然に防ぎ、発生数を少なくします。
試しにAcceleWriteだけをONにし、通常のデフラグをしないようにしてみましたが、Media Playerは元気に起動しています。
また、AcceleWrite にはディスクへの書き込み回数を減らせる効果もあります。
つまり、書き込み回数に制限のあるSSDの寿命を延ばすことができるということです。