“現行○○の設定”シリーズも三回目です。今回は一番広い範囲に設定を行う“現行ソングの設定”についてご紹介していきます。
このウィンドウでは、主に曲全体に関わる調整を行います。
今まで紹介した設定のように細かい部分に対して数値を入力する項目はありません。図1を見て分かる通り、チェックボックスにチェックを入れるだけのシンプルなウィンドウです。
さて、ここでどんな設定を行うかというと、コーラスをファースト/ミドル/ラストと3つに分け、それぞれのコーラスでサブスタイルやブレーク等の装飾を当てはめる事ができます。コードに装飾を入れずにシンプルなボイシングにするようにも設定できますし、エンディングについての設定ではエンディングが始まるタイミングや、フェードアウトを始めるタイミングを小節単位で設定することができます。
“リアルトラックに関するオプション”では、使用するリアルトラックに演奏してもらうソロをブルージーにさせる事ができます。BGM制作で哀愁のある雰囲気を表現したい場合などには活躍してくれるでしょう。
チェックを入れるか外すだけのシンプルなコントロールなので、何度もやり直して、雰囲気の違いを確かめながら作業するのも良いでしょう。
さらに細かい設定を行いたい場合には、このウィンドウの上部にあるボタンから前回、前々回に触れた“現行小節の設定”や“現行コードの設定”へ移動してより表現力を高めることができます。