入力した楽譜について、その場で音を出して確認したい気持ちになりますね。Sibeliusでは、楽譜の記入について便利なばかりではなく、「Sibelius7Sounds」という「Sibelius Player」を使用したプロクオリティのサウンドライブラリーを備えており、最大で128チャンネルの同時再生が可能なので、シンプルなピアノ譜やバンドサウンドからオーケストラサウンドまで、どのような楽器、音楽ジャンルにも難しい設定など必要なくすぐに対応可能です。
表現力に関しても、レガートや、スタッカート、トリルのような一般的な演奏テクニックだけでなく、例えばフルートのダブルタンギング金管楽器と、弦楽器のミュート、弦楽器のトレモロのような楽器ごとの専門的な演奏テクニックにも対応しているので、よりリアルにサウンドを確認することができます。とくにアレンジャーさんは、音を確認しながら作業を進めていくと修正するポイントも見えてくるのでこの機能は役に立つでしょう。
また、作成した楽譜とともにサウンドも同時にアウトプットして提供することで演奏者にわかりやすく演奏の意図を伝えることも可能になります。
標準設定のSibelius7Soundsではなく、別売のVST(MacとWin)、Audio Units(Mac)対応のバーチャル・インストゥルメントも導入することが可能です。難しい設定を必要とせず、入力した楽譜のサウンドを確かる事ができるので、より精度の高い楽譜作成が行えるでしょう。