ソング、スタイルでお好みのスタイルを選択した後に、各楽器のバランスやエフェクトの掛かり具合を調節したい場合は、“ミキサー”ボタンを使用します。ミキサーウィンドウを表示させると選択している楽器の情報(使用/非使用、MIDI/リアルトラック等)を表示し、楽器の選択や演奏に何する各種設定を行うことができます。 それ以外にもボリューム、パン、トーン、リバーブ・タブを使用して各楽器のバランスや音色の微調整を行うことができます。このミキサーウィンドウは目立ちませんが、調整、設定ともに幅広く行えるので、非常に便利なウィンドウです。
リアルトラックが充実しており、リアルなバッキングが行えるようになった一方で、まだまだMIDIトラックを使用したバッキングを必要とするシーンも多く見受けられます。
例えば、Band In A Boxを使用して作曲を行う場合、後でDAWを使用してアレンジをじっくり行う場合には、バッキングトラックがオーディオになっているよりもMIDIデータの方が元のデータを活かして修正を行う場合にデータの取扱いが向いています。鼻歌にコードを付けて作曲と仮アレンジを行うという一連の作業がとてもスピーディに作業を進めることができます。そういった場合には、MIDIトラックピックウィンドウでMIDIのスタイルを選択すると良いでしょう。