【メルマガ連動企画】PaintShop Pro 使い方ビデオ ダイジェスト
第3回 画像の修正に挑戦!
PaintShop Proの機能紹介も3回目を迎えます。
今回は誰もが使いたい「画像の修正」機能について触れてみたいと思います。普段行う明るさ、色のバランス調整、トリミング等の作業を一歩越え、画像の完成度をより一層高めたい時に活用したい機能なので、ぜひ習得して下さい。
まずは、今回紹介の機能で編集した画像をご覧下さい。
テクニック 1 クローンツールを使った修正
引き戸画像のキズ部分を「クローン」ツールで修正します。
まず、この画像の特徴を確認します。修正したい部分の周囲が、殆ど同じ色と明るさで構成されている事です。
草や芝生等の自然物でもそうですが、同じようなパターンで構成されている部分の修正は比較的優しい作業に分類されます。
(1)「編集」画面で、編集する画像を開きます。
画像の特徴ともいえますが、キズを中心に左右それぞれのエリアの濃淡が殆どありません。そして、真ん中のキズのエリアの上下が同じようなパターンで構成されているので、この上下位置を「クローン」ツールでコピーしてキズの部分にブレンドします。
(2)ツールバーから「クローン」を選びます。
設定から「ブレンド小」を選び、ブラシサイズと形を選びます。(サイズは編集する画像の大きさに合わせます。)
(3)画面にカーソルを合わせます。
木の角のキズのない部分で右クリックして、キズに被せる部分を記憶させます。
キズに合うようにそのままカーソルを下げて合わせ、左クリックで被せていきます。
記憶部分が表示されているので、どの絵柄が被さるのか常に気を配ります。
(4)たまに記憶部分の位置上下等を変えて重ねていくと、より一層自然な感じで修正する事ができます。
テクニック1 操作ムービー
テクニック 2 2つのツールを使っての複雑な修正
公園遊具周辺のゴミ取りと編集を2つのツールを併用して(クローンツール+オブジェクト除去の併用)作業します。
ゴミ取りは「テクニック(1)」と同様でOKですが、遊具の足場を削除する場合「クローン」だけではムラが目立ってしまいます。
「オブジェクト除去」ツールで中間的な比較的きれいな部分をブレンドさせる事でこれを馴染ませます。
(1)まずは「クローン」ツールで公園の落ち葉をきれいにします。地面の色に注意しながら作業を行えば簡単です。
(2)遊具の足場を同様に削除します。
周囲の似ている色の部分を被せていきます。
(3)ブラシでコピーした部分が色ムラになっています。
ツールを「オブジェクト除去」に切替え、「選択モード」でムラ部分を囲みます。
「不透明度」「境界線をぼかす」にも数値を入れておくとより自然に仕上がります。
(4)「ソースモード」に切替え、ムラの少ない綺麗な部分を選択します。
「適用」を何度か押すと、ムラになっている部分に「ソースモード」の選択範囲がブレンドされていきます。
自然な画像になれば完成です。
修正作業では、まず、画像の内容に合わせた修正ツールを選ぶことが肝心です。
画像の傾向を読み取るための経験も必要となるので、いくつか見栄えの違う画像の修正でテクニックを磨きましょう。
PaintShop Proには、プロの方にも満足頂ける豊富な修正の為のツールが用意されてるので安心です。
難しい作業ではありませんので、まずは簡単そうな画像でからチャレンジしてみてください。
テクニック2 操作ムービー
わかりやすい解説ビデオをプレゼント!
ただいま実施中のダウンロード版キャンペーン※(2013年12月3日~12月31日)にてダウンロード版をご購入されたお客様には、私が手作りした初心者向けの操作解説ムービーが特典として付いていきます。
基本操作をマスターしてしていただき、このPaintShop Proの優れた機能を存分にお楽しみいただけます。
下記よりダイジェスト版がご覧になれます。
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著者ごあいさつ
立花迅人
10年程、大手家電量販店で3DCG、映像、画像、音楽等の製作、編集用PCソフトをご案内してきました。
その経験と、専門誌のテクニカルイラストや玩具メーカーでの広告&パッケージデザイン製作のノウハウを生かし、ソフトの魅力、楽しさを皆様にお伝えしたいと思っています。