【WinDVD 11機能解説】
第3回:手持ちの動画ファイルを再生したい
昔はビデオカメラで撮影するというと、親戚や友人の結婚式、子供の運動会など、特別なイベントを映像化する手段でした。しかし、今ではデジカメやスマホで手軽に撮影できるようになり、動画がより身近になってきています。また、「YouTube」や「ニコニコ動画」といった動画サイトからダウンロードしたファイルを、パソコンの中に保存しているという人も多いでしょう。こういった、DVDやBDではない動画ファイルの再生にも使えるのが、『WinDVD Pro 11』です。
もちろんウィンドウズの標準機能として『Windows Media Player』があり、こちらでも再生はできますが、対応しているファイル形式が多くないのが欠点です。その点『WinDVD Pro 11』ならMPEG2やWMVはもちろん、QuickTime、FLV、AVI、MKVなど、メジャーな形式のほとんどに対応しています。
ファイルのドロップで即再生される手軽さ
動画ファイルを再生するのは簡単で、ファイルをウィンドウへとドラッグ&ドロップするだけ。
すぐに再生してくれるので、再生ボタンを押す必要すらありません。
複数のファイルを連続して再生したい場合は、まとめてドロップすればいいのですが、再生の順番が入れ替わってしまうことがあります。思った通りの順番で再生したい場合は、「プレイリスト」機能を使ってみましょう。まずは右クリックから「プレイリストを表示」を選択します。
続いてこのプレイリストへと、再生したい順番通りに動画ファイルをドロップしていきましょう。
最後に、プレイリストに名前を付ければ完成です。プレイリストは複数作れますので、内容やジャンルによって使い分けると便利ですね。
なお、リストへの登録は動画ファイルだけでなく、音楽ファイルでも大丈夫です。
もちろん、プレイリストはいつでも切り替え可能。一覧から選ぶだけで、保存したプレイリストをすぐに再生できます。
また、必ず押さえておきたいのが「連続再生」機能です。これをオンにしておくと、リストの最後まで再生したあと、再び最初から再生してくれるため、BGMのように音楽を途切れることなく流しておきたい場合に重宝します。
このほか、ランダムで再生する「シャッフル」、指定した区間だけを繰り返し再生する「A/Bリピート」など、音楽プレーヤーとしての基本機能もしっかりと装備しています。
動画ファイル再生時にも高画質化や3D化が可能!
ソフトの名前から、DVDやBD再生専用だと思われがちですが、このように、一般的な動画・音楽プレーヤーソフトとしても十分な機能を備えています。もちろん動画ファイルの再生時でも、画質を向上させる「アップスケーラー」や、迫力ある立体的な映像にする「3D変換」機能も利用可能。単純に再生するだけなら他のプレーヤーソフトでもいいですが、より映像を楽しみたいのであれば、『WinDVD Pro 11』を選びたいですね。
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